【1人1マネージャー型AI時代に求められる有機的合理性の受容力】
誰にでも、人に見せたい自分と見せたくない自分があると思う。その2面性があるからこそ、見せたくない自分を見せることが信頼の証になったりもする。赤裸々ってやつ。でもそれは、どこまでいっても主観の判断でしか無く、その判断が正しくできるのであればこの世に不幸な人間なんて一人もいない。つまり、ハッピーじゃない人は、価値判断の尺度に悪いバイアスがかかってる。
じゃあ、一切のバイアスなく網羅的に、言語・非言語を問わず「自分」の情報を所有してる専属マネージャーがいたらどうか。そのマネージャーが、あらゆる最適解を提示してくれるとしたら、どうか。
1人1スマホ時代、パーソナライズド広告のために、すべての操作・利用履歴を企業はトラッキングできる。これはウェブの閲覧履歴とかそういう生易しい話じゃない。スマホのカメラが、僕らの家の間取りを見てるかもしれない。僕らの成長や老化を見てるかもしれない。スマホのマイクが、家族との日常会話から、同僚の陰口、バカな独り言、おなら、恋人とのセクロス音まで拾ってるかもしれない。プライバシーの問題で公にはされないけど、すでに技術的にはなんの造作もないわけで。
「パートナーと妊活の話をしたら妊娠検査薬の広告が出てくるようになった」
「子どもが6歳になったころにランドセルの広告が出てくるようになった」
何もググってなくてもこういうことがあるくらい、プライバシーについてはブラックボックスになってる。中国政府はこの技術で個人のプライバシーを監視してるなんて話が出たこともあった。この延長線上に、「人間性」がある。
スマホの次はメガネのようなウェアラブルデバイス、その次はおそらくコンタクトから水晶体レンズ型、埋め込みチップ型になっていく。すると、トラッキングできない情報がなくなる。誰とどう会話するか、何を求めていて、何を避けたくて、どれくらい素直で、教養はどれくらいで、お風呂は長風呂で頭を最初に洗うとか、仕事や恋愛の細かなエピソードまで、生理学や認知科学、言語学、心理学、あらゆる側面からすべてトラッキングして、その人の「人生すべて」がデータ化されるようになる。
生きる=専属AIのディープラーニング。
その「人生データ」を適切に管理するマネージャー型のAIが、人生すべてをパーソナライズする。
仕事のマッチング、友達のマッチング、恋人のマッチング、趣味のマッチング、すべての最適解を出す。もちろん相互扶助的に。
「1からお互いを知り、関係を構築していく」というプロセスが完全にショートカットされる。最初から誰に何を話しても通じるし、馬が合い、心地よい関係や環境が得られ、能力を自覚せずとも最大限に他者貢献できて金も稼げる仕事に就ける。
ただ、「生きるために必要なコスト」は昔に比べてびっくりするくらい下がってて、核融合エネルギーが実現したらもっと加速して、一次産業すらマンパワーが不要になり、最後は「死ぬまでどう楽しむか」を誰もが真剣に悩まなきゃいけないような時代になる。能動性はある種の才能でもあるから、人によっては絶望を感じる。現代でもその片鱗が見え隠れしてる。
人間が、バイアスだらけの価値基準で人生の判断を間違えて、それぞれの幸せに巨大な格差が生まれるわけだから、敏腕AI秘書とも呼ぶべき存在は、そういう時代の幸せ格差を限りなく埋め得る。ここで重要になってくるのが、タイトルにもある有機的合理性の受容力だったりする。
今の日本にGoogleやAppleみたいなモンスターIT企業がないのは、一重に同調圧力国家だからにほかならない。ピアツーピアシステムWinnyの開発者の逮捕、ライブドア時代のホリエモン逮捕、現代のドローン規制、他国に追い越されまくるキャッシュレスの普及、美少女キャラの表現規制───これら「進化と発展の阻害」のすべては「よくわからないものへの忌避感」という現状維持バイアスの集合体が、同調圧力となって起こってる。
便利や快適やエンタメは怠惰から生まれるもので、自然発生的という意味での有機的合理性なんだけど、これを受容する力が足らなければ適応できずにどんどん排他的になり、つまりハードルを上げてるってことだから、結果的に本人らが不幸になり淘汰されてしまう。その因果を他責思考で捉えるからさらなる弱者が標的になって、ストレスとネガティブの押し付け・しわ寄せ・八つ当たり・憂さ晴らしに遭うという構図になってる。
マイナンバーカードでこれだけごちゃごちゃ言う人たちがいるから、1人1マネージャー型AIもカオスを広げるんだろうけど、完全パーソナライズド・マッチングが実現したら、旧時代と新時代の人同士が接触することはなくなるから、問題は「本人が幸せかどうか」だけ。
結局、帰着するのは「で、本人が幸せなの?それは続くの?」という至極シンプルな問い。人が人である以上、過去にも未来にも永遠に変わらないこの最重要課題から、どれだけブレずにいられるかが、今後は一層試されるようになる。
───というふうに、一切体裁を整えず、読む人のことも考えずに、難しいことを難しいままだらだら長く書いたり話したりするのは賢さではなく、むしろ体調不良やストレスや睡眠不足で認知機能が下がってる状態か、自分を優秀だと勘違いしてる偉い人らのすること(=相手のリソースの消耗)だから、情報収集する時や対人関係、買い物や契約でだまされてはいけないよという話でした。
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いろんな工夫=相手を想った上手な伝え方。